同僚らの現金盗む 静岡市保育職員を懲戒免
@S[アットエス] by 静岡新聞 2016/11/30(水) 7:58配信
勤務するこども園で同僚らの現金を盗んだなどとして、静岡市は29日、市立安東こども園の保育教諭(30)を懲戒免職処分にしたと発表した。管理監督責任を問い、当時の園長や担当課長ら5人を厳重注意または口頭注意の処分にした。いずれも同日付。
市によると、教諭は2013年11月ごろから16年10月までの間、勤務していた八幡、田町、安東の各市立こども園で、職員11人と保育実習生2人の財布から21回にわたり、計3万円程度を盗んだ。また、15年4月に市内のスーパーで食料品2点を万引したとして県警の任意捜査を受け、同7月に不起訴処分(起訴猶予)となった。
16年10月中旬、安東こども園の職員が被害に気づき、内部調査で発覚した。その後の市の聞き取り調査に対し、教諭は現金を盗んだことを認め、万引で不起訴処分になっていたことも明らかにしたという。
市子ども未来局の深沢俊昭次長らが29日に記者会見し、「市民の市行政に対する信頼を損ね、ご迷惑をおかけしたことを深くおわびする」と頭を下げた。今後、貴重品管理などを徹底し、再発防止に努めるとしている。